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プロジェクトについて
moonshot

本プロジェクトは、ムーンショット型研究開発事業(※)の目標9「2050年までに、こころの安らぎや活力を増大することで、精神的に豊かで躍動的な社会を実現」の中の1つとして、「食の心理メカニズムを司る食嗜好性変容制御基盤の解明」をテーマに研究開発を推進しています。

研究開発プロジェクト概要

食は愉しみを通してこころを満足させます。一方、食習慣は食嗜好性によって形作られ、食経験によって変化します。食習慣は疾患の原因となりますが、健康重視の食習慣への改善は精神的苦痛となります。そこで、本プロジェクトでは食の観点から「こころの安らぎや活力を増大させる」ことを達成するため、齧歯類モデルを用いて、食の嗜好性によって快情動や共感がもたらされるメカニズムを脳科学的に解明し、健康に優しい食を愉しんで食べる食習慣への改善技術を開発することに挑戦します。

※ムーンショット型研究開発制度について
内閣府が主導する「ムーンショット型研究開発制度」は、超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対し、人々を魅了する野心的な目標(ムーンショット目標)を国が設定し、挑戦的な研究開発を推進するものです。
Moonshot型開発事業ページ

Message

ご挨拶

食とは不思議なものです。生きるために食は必要不可欠ですが、美味しいものを食べると幸福を感じ、皆でワイワイしながら楽しむ食事も元気を与えてくれます。好きなものを食べる予定があるだけでもウキウキして仕事や勉強がはかどります。一方、別腹食い、衝動食い、もったいない食い、ストレス食いでは、必要でないものを思わず食べてしまいます。体に悪いとはわかっていても食べずにはいられない経験も誰もがするでしょう。子供には好き嫌いするなと言いつつも、大人でも苦手なものは苦手です。私は以前からこのような不可思議な心理メカニズムに興味を持っていたのですが、食の記憶(経験)を足がかりにすれば研究できると思い付いたのが、本プロジェクト立案の契機となりました。好き嫌いをなくして健康に必要な食べ物を美味しく感じることができれば、毎食が楽しくなり、こころに活力がみなぎります。そんな未来を追求したいと考えています。

プロジェクトマネージャー(PM) 喜田 聡 東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授
喜田 聡

Organization

プロジェクト体制

本ムーンショットプロジェクトでは、PM喜田聡を中心に、以下のような体制で研究を実施します。

体制図

メンバー紹介

喜田 聡
課題推進者1 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 喜田 聡

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